2/7の練習日誌

指揮者
後藤指揮者

練習曲目
<定期演奏会> 
1.  レナータ
2.  武蔵野の秋
3.     クラリネット協奏曲
4.     初恋
5.    ヴィリアの歌
6.     いのちを紡ぐ歌
7.     メモリー
8.     ひまわり
9.     私のお気にいり
10.   サンライズサンセット
11.  糸(練習なし)
12.  踊り明かそう
13.   鳥の人
14.   ラストダンス  

☆今週5日(木)6日(金)と束の間の春の温かさを感じましたが 立春を過ぎたとはいえ、週末は最強寒波が
 日本列島に襲来し、北海道・日本海側は大雪 我孫子市でも今日は寒さが身に沁みる日となりました。
 時々粉雪❄が舞い積雪が心配されていましたが、練習を終え、団員は無事帰宅の途につきました。
☆今日の練習参加者は指揮者・団員18名でした。今月から3名の方の再入団がありました。
 心強いメンバーです。パートは ギター・1st・2ndへ配属となりました。

 今日は常任指揮者後藤忠之さんの第19回目の音楽講座を掲載いたします。
 ロンドンで、シーア・キング教授にこの曲だけは絶対にレッスンをしてほしい曲があった。
 モーツァルトの蔵の所属するイギリス室内管弦楽団は、ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンなど
 古典の曲をレパートリーにしており、特にモーツァルトに関しては当時、ジェフリー・テイトの指揮の
 下、ピアニストの内田光子と協奏曲全曲録音に取り組んでいて、世界的に高い評価を受けていた。
 そんなモーツァルトのエキスパートが集まったオーケストラの首席奏者であったキング教授に
 モーツァルトを見てもらうことは、イギリスに来た最たる目的でもあった。とはいえ、このモーツァルトの
 協奏曲は、演奏にやっかいな問題を抱えている。モーツァルトに作曲を依頼したアントン・シュタットラーが
 使っていた楽器は、彼だけの特別なもので、今僕達が使っている楽器よりも低音が4つ(最近の研究によれば
 5つ)多いため、現代の楽器で演奏するには音をいくつも変えなければいけない。
 またオリジナルの楽譜も所在が明らかでなく、本来の形が確かめられない。
 今はこの曲を演奏するためにいくつかのメーカーが低音を増やした楽器を作って
 いるが、モーツァルトが意図したものを再現するには奏者の研究によるしかない。キング教授は
 もちろん かなり早い時期に、低音を増やした楽器で演奏、録音を行っている。せて、僕なりの準備を
 してレッスンに持っていった。教授はモーツァルトの演奏に何が重要か、また当時と現代の演奏環境の
 違いによる解釈など、とても興味深いお話を聞かせてくれた。また、とてもありがたいことに、教授が
 ご自身で使っている低音を増やした楽器を僕に吹かせてくれたりもした。レッスンの最後は例によって
 教授のピアノで演奏したが、「パーフェクト!」「エクセレント!」「ラブリー!」「アイラブイット!」と、
 とてもありがたいお言葉をいただいた。後になって思ったのだが、キング教授のレッスンで、いつも
 僕が上手く吹けていたのは、教授の オーラが僕を感化させていたからだと思う。
 立派な人は、そこにいるだけで、回りの人たちにいい影響を与えるのだろう。でも、いつまでも教授の
 そばに居るわけにもいかない。教授のそばを離れても、教授の温かく、立派なオーラに感化された以上、
 今度は僕が人にいい影響を与える努力をしなければならない。