指揮者
後藤指揮者
練習曲目
1. 月ありき
2. 山獄詩
3. ハイムライゼ
4. マンドリンの群れ
☆6月に入りました。暦の上では初夏にあたります。これから梅雨のシーズンに入る季節となり、お寺や
公園・庭には紫陽花が見ごろを迎えます。紫陽花は日本原産の花であり、雨の日にはいつそう瑞々しさが
感じられます。紫陽花旅に出かけませんか 🌸流山市あじさい通り 🌸松戸本土寺 他にもいっぱい
☆今日の練習参加人数は8人でした。人数は少なかったけれど、指揮者より慣れない候補曲をゆっくりと
した演奏の指揮とフルート担当者のメロデイ演奏に合わせ 和気藹々の練習演奏となり、
楽しい時間でしたとの感想が寄せられています。
☆2027年の定期演奏会に向けての楽曲の候補曲が何曲か提案されています。
その中で数曲の候補曲の情報を共有したいと思います。
🌻月ありき Cera La Iuna Serenata の作曲家 U.デ.マルテイーノによって作曲された
数あるマンドリンのセレナータ(小夜曲)の中でも 特に人気の高い美しい名曲です。
1908年 ミラノでの作曲コンクールで受賞、その燈明なメロデイはイタリアの月夜を鮮やかに
思い起こさせることで知られているようです。
🌻交響的作品「マンドリンの群れ」 北イタリア出身のC.アドルフォ.ブラッコ作曲
「マンドリニスト集まれ」等と訳されることもあり、1902年の作曲コンクールで金賞受賞し、
日本では「小交響楽」として マンドリンオーケストラやアンサンブルの定番曲として、
日本・世界中で広く親しまれています。この曲のダイナミックな展開や合奏の雰囲気は当時、
独創的なものだったようです。
特にマンドリンのトレモロとピッキングの2つの奏法の見せ場を設け 旋律の優れているシンコペーションを
多用してテンポの変化に富んでいることや マンドリン・ギターによる楽器のコンビネーションの巧妙さが
後のマンドリン楽曲に影響を与えたようです。
🌻HEIMREISE(ハイムライゼ)帰郷への旅 作者:コンラート・ヴェルキ
作者(1904~1983年)はドイツ生まれの作曲家で104曲の作品と40余曲の編曲、マンドリン教則本を
出しています。
この曲は作品17番 28歳(1932年)時の作品で原曲は木管楽器を加えたオーケストラです。
故郷を離れ郷里に帰る心情を表しており、曲半ばの アダジヨマエストーソのメロデイでゆったり美しく
近づく故郷を想い次第に感情が高揚し、続くアレグロでやっと故郷に着いた喜びを感じさせます。
今日は常任指揮者 後藤忠之さんの第34回目の音楽講座を掲載いたします。
ミュージカルに向けての準備が始まった。僕はまずオーケストラの練習に入った。全曲で26曲ある曲を、
オーケストレーションが済んだものから順次取りかかった。ところが、最初の数曲が出来上がったものの、
あとに続く曲がいつまで待っても届かない。オーケストラの練習回数には限りがあるので、
そうそう待ってもいられない。事務局に確認すると、なんと編曲家があまりの大変さに降りてしまったと
いう。そしてその場で「後藤さん、誰か編曲できる人を知りませんか?」といまさらのように
訊かれてしまった。
降りてしまった編曲家は日本のポップス界では名の通った人だったが、あまりにも無責任である。
僕は当時お付き合いがあった何人かの作曲家に連絡をとり、なんとか2人の方に分担してお願いする
ことができた。そんなゴタゴタのために楽団の練習は大幅に遅れてしまった。
ところが物事は面白い。
僕にとっては大ピンチなはずの状況が、帰って僕に有利に働く。楽団の状況は当然、舞台関係者にも
伝わるのだが、結果として多くの方たちが僕に気を遣ってくれて、曲のテンポ配分など音楽的な部分は、
全て僕の思い通りに動いてくれた。ダンスの部分などは当初、作曲家が打ち込んだデータで練習をして
いたのだが、オーケストラとの初合わせの時、僕のテンポがあまりにも違うのでそれでは踊れない、
となっても、音楽監督である作曲家が僕のテンポを擁護してくれて、ステージ上が振り付けを
一からやり直してくれたりした。ミュージカルはもちろん総合芸術なのでさまざまな意見がぶつかる。
とはいえ、音楽的なところがちぐはぐでは、一貫性を欠いてしまい、魅力は半減するだろう。
音楽的なところを全て僕の自由にさせていただいたことは、とても幸いであった。
一見、都合が悪いと思われることは、むしろ物事を上手く進めるために、必要があることなのかも
しれない。 その後僕は強気に仕事を続けることになる。続く。
